バイナリ―オプション取引

PCFR(株価キャッシュフロー倍率)とは

PCFR(株価キャッシュフロー倍率)とは
資産運用 PCFR(株価キャッシュフロー倍率)とは

企業の成長サイクルとPER

今、世界中の市場を席巻しているGAFA(ガーファ、以下の4社の頭文字をとってこの4社をそのように呼びます)。グーグルだって、アマゾンだって、フェイスブックだって、そしてアップルだって、一本調子で利益を伸ばし続けて今の巨人にたどり着いたわけじゃないはずです。ただ言えるのは、競合他社を寄せ付けない圧倒的なサービスや商品が顧客に愛され、そしてそれを提供し続けることができたことの結果なんだろうと思います。

マーケティングの世界で「企業の成長サイクル」という概念があります。企業の成長にはライフサイクルという成長段階があって、ライフサイクルのそれぞれのタイミングで、それに適した事業計画を立てなければならないというものです。

大きく4つのサイクルに分けられますが、最初は起業間もない「幼年期」。次は事業がどんどん拡大して利益もどんどん積みあがっていく「成長期」。その次は業務改善や生産性向上で利益を伸ばしていく「成熟期」。そして最後は、成長が止まってしまい、これまでの事業の縮小や撤退を行ったり、新規事業を行ったりするなどの「衰退期」です。

株式市場でも、そのサイクルと合わせるようにして、その企業の評価が変わってくる傾向がありますし、またその 評価についても投資指標の使い方も変わってきます

PERについてもそうで、 「企業の成長サイクル」のなかで利益成長率が変わってくれば、それに応じてPERの標準的な水準は違ってきます

TOPIXの来期予想PERは先週末(2020/11/6時点)で 25 倍、新興市場の来期予想PERは 58 倍です。新興市場の中でも東証マザーズは 734 倍と想像を絶する倍率です。ではなぜ、こんなに高い倍率まで株価が買われているのか?その背景を考えてみたいと思います。

今、上場企業は現在の株式市場は新型コロナの感染拡大で企業収益はが未曽有の落ち込みとなっています。しかし、そんな中にあって、アフターコロナを見据えた新しいサービスや、DX(デジタルトランスフォーメーション)といわれる次世代を担う新しい商品やソフトウェアを開発する新興企業がここ数年の間に数多く新規上場してきました。その市場が東証マザーズJASDAQなどの 新興市場なのですが、その新興市場にある企業が、先の「企業の成長サイクル」で、事業がどんどん拡大して利益もどんどん積みあがっていく「成長期」の企業群で す。

開発した商品やサービスの認知度が高くなり、新規のお客さんもどんどんでき、さらにはその多くがリピーターとなったり、また新たなお客さんも紹介してもらったりなどで売上がどんどん伸びていく時期「成長期」ですが、この時期は売上が伸びれば伸びるほど(損益分岐点が下がるなどして)利益が上がります。また企業の売上もまだ大きくないので、その変化率も大きなものになります。それゆえに、こういった新興企業の株価の評価も、20%増とか30%増とか、さらには倍増などと、利益の伸び率に応じて高いPERで評価されるようになります。

ところが、ある時期を過ぎると従来のように売上が伸びない時期が訪れます。これまでに提供してきた商品やサービスが市場に行き渡り、しかもそこには競合他社の同じような商品やサービスが出てきて売上げの伸びも小さくなっていく。この時期が「成熟期」になりますが、この時期に、企業は競合他社との差別化や、新たな販売戦略で新規のお客さんを開拓したりするなどして、これまでになかったコストをかけながら売上を伸ばしていく時期に入っていきます。

こういった企業は、すでに新興市場から東証1部に移行していることが多いのですが、まだ時価総額での規模でいえばまだ小さく、東証1部の規模別でいえばTOPIX Mid400や、TOPIX Smallの部類に入ります。先週末(2020/11/6時点)のTOPIX Mid400のPERが33倍、TOPIX Smallが28倍と、新興市場のPERよりもかなり低くなる傾向があります。

ただ「成熟期」にありながら、その企業の商品やサービスの競争力が強く、さらに売上を伸ばしながら高い市場シェアを獲得して成長を続けていく企業も多くあります。企業の時価総額も1兆円を超えるような大企業でありながら、規模別でいえば東証1部のTOPIX Large70にこういった企業が多いのですが、新規事業も含めて既存の事業の安定性も評価されてPERも先週末(2020/11/6時点)で36倍と高く評価されています。

さらにTOPIX Core30という、時価総額が3兆円を超えるような超大型の企業がありますが、確固たる経営基盤の上に、数兆~数十兆円の売上げ規模を維持しながら、確固たる市場シェアを譲らない強い企業があります。ただ、売上げ規模がそれだけ数兆円と大きいだけにと、仮にその中の一部の事業での売上が伸びたとしても企業全体からすると、その変化率はさほど大きくはなりません。そういった理由から、超大型株で構成するTOPIX Core30の先週末(2020/11/6時点)のPERは17倍と市場平均よりも低くなりがちです。

こうやって見てくると、「企業の成長サイクル」という概念と、企業の規模とを照らしてみると、PERでの評価が変わるのを見て取れると思います。

コモンズ30ファンドは、「世界で成長し続けられる真のグローバル企業で、「質」の高い”強い”企業に集中投資する」という投資方針のもとに運用されていますが、時価総額も大きく、PERでいえば先ほどお話をしたように、高いPERで株価が評価されるような投資先は多くありません。こういった企業の場合は、むしろ資金効率を重視するPCFR(株価キャッシュフロー倍率)というようなキャッシュフローの安定性をみていったほうがいいのかもしれません。

もう一つのザ・2020ビジョンは、「変化しはじめた企業、変化にチャレンジする企業を中心に中長期の視点で厳選する」という投資方針のもとに運用されていますが、キーワードは「変化」です。投資先の企業は、時価総額でいえば大小さまざまで、上場する市場も、新興市場の東証マザーズから、東証1部のTOPIX Core30やTOPIX Large70に属する企業もあって、それぞれの成長のサイクルの中で「変化」にチャレンジする企業ばかりです。周りの企業と比べてその変化が大きいだけに高いPERで株価が評価されるような企業が多くあります。

PERという投資指標を通してコモンズ30ファンドとザ・2020ビジョンを眺めてみると、それぞれどんなステージにある企業に投資しているのか見えてくるということに気づいていただければこれまで長々と企業の成長サイクルについてお話をした甲斐があります。

第2回から今回の第5回までPERについてトレーダーふっちー流にみてきましたが、こうやってみてくると、教科書的にいう「PERが高いから割高」、「PERが低いから割安」という見方が、少しは違って見えてきたのではないでしょうか。

割安株投資はPERやPBRだけではダメ?今注目のPCFRを徹底解説!

資産運用

1、PCFRとは?

PCFRは、株価キャッシュフロー倍率(Price PCFR(株価キャッシュフロー倍率)とは Cash Flow Ratio)のことを言います。

株価が一株あたりのキャッシュフローの何倍かを表しており、 株価が割高か割安かを測る指標 の一つです。

2、PCFRを計算してみよう

PCFR=株価÷1株あたりのキャッシュフロー

  • 株価 5,385円(2018年4月20日終値)
  • 営業キャッシュフロー 809,262百万円(2017年3月期/連結)
  • 発行済株式数 1,266,552,1491株

3、PCFRを使うメリットとは?

(1)最も代表的な指標、PBRとPER

PBRは、株価純資産倍率(Price Book-value Ratio)のことで、以下の式で計算されます。

一般的には 1倍が目安 とされており、数値が大きいほど割高、小さいほど割安だと考えられています。

PERは、株価収益率(price earnings ratio)のことで、以下の式で計算されます。

(2)PERを補完する

むしろ 今後の成長が見えるために積極的に設備投資をしていることが多く、将来にわたって好業績が続く可能性が高い と考えられます。

(3)企業間比較がしやすくなる

4、PCFRの目安はどれぐらい?

5、PCFRを使うときに注意しておきたいこと

(1)PERと併用で使う

慎重に銘柄を選定するのであれば、 必ず両方をチェックする ようにしましょう。

(2)低PCFRが割安、好業績とは限らない

6、PCFRをスクリーニングする

そこで、 証券会社などのスクリーニング機能を利用 することをおすすめします。

(1)楽天証券

楽天証券のスクリーニング機能は、 「スーパースクリーナー」 です。

(2)マネックス証券

(3)カブドットコム証券

(4) KabuTool 日本株ランキング

7、割安株投資をしてみよう

例えば、 PBRは1倍未満、PERとPCFRを同業他社と比較して業種平均未満とするというような条件 も考えられます。

また、実際に投資するのであれば、この3つの条件以外に 利益(黒字であること)や自己資本比率などについても確認しておく必要 がありますが、スクリーニング機能を使うのであれば、そういった条件も加えて銘柄を絞り込むことができます。

国内厳選の注目ファンド

チャート初心者でもすぐわかるバーチャートとラインチャートの見方とローソク足の売買サイン

チャート初心者でもすぐわかるバーチャートとラインチャートの見方とローソク足の売買サイン

ESG投資とは?年金マネー3兆円がESG重視の銘柄組入れへ!話題の銘柄10選

ESG投資とは?年金マネー3兆円がESG重視の銘柄組入れへ!話題の銘柄10選

kyohiko2017

太田 清比古(おおた きよひこ) 個人トレーダー・ファイナンシャルプランナー 学生時代から投資に目覚め、個別株・FX・投信・仮想通貨等手広く経験。 証券系のシステムエンジニアとして勤務する傍ら、独学でFPを取得。 余暇を利用しての投資の研究と実践を欠かさない。

PCFR(株価キャッシュフロー倍率)とは

株式投資の意思決定、すなわち株を買ったり売ったりするためには、今の株価が割高なのか割安なのかを知る必要があります。一般的にはPER(株価収益率)が使われますが、 PERは時に「異常値」が出てしまう指標のため、補完的にPCFRという指標 が使われます。

今回は 「PCFRとは?意味・計算式や計算方法・使い方」 について解説します。

PCFRとは? 株の始め方・銘柄の選び方

株式投資

PCFRとは 「Price Cash Flow Ratio」の略で日本語に訳すと「株価キャッシュフロー倍率」 になり、「ピーシーエフアール」と呼ばれます。PCFRは、会社が本業でどれだけお金を生み出したかを表す営業キャッシュフローの何倍まで株式が買われているかを表しており、 PCFR(株価キャッシュフロー倍率)とは 株価が割高か割安かを示す 指標として使われます。

一般的に株価が割高なのか割安なのかを判断するために、多くの投資家がPER(株価収益率)を使います。しかしPERは「株価 ÷ PCFR(株価キャッシュフロー倍率)とは 1株あたり純利益」で表されるため、分母の 純利益が大きく減ると、PERの値が異常に大きくなってしまうという問題点 がありました。

一方でPCFRは「減価償却費」を外して、企業が本業でどれだけお金を生み出したかを示す「営業キャッシュフロー」と株価の関係を見るため、そうした PERの欠点を補完できる のです。

PCFRの計算式・計算方法 株の始め方・銘柄の選び方

PCFR(倍)=時価総額 ÷ 営業キャッシュフロー または PCFR(倍)=株価 ÷ 1株あたりキャッシュフロー

1株あたりキャッシュフロー=営業キャッシュフロー ÷ 発行済み株式数

有価証券報告書とヤフーファイナンスでPCFRを自分で計算する

上場企業であれば企業の 有価証券報告書を入手して、PCFR を自分で計算 することもできます。今回は「ソフトバンク」を例として計算してみましょう。

まず、ソフトバンクHPにアクセスし「企業・IR」をクリックします。

株式の時価総額はヤフーファイナンスで調べることができます。(ヤフーファイナンス-各銘柄のページ-詳細情報の参考指標)。

PCFR(倍)=時価総額 ÷ 営業キャッシュフローにあてはめると、6,907,399百万円 ÷ 940,186=7.34倍となります。ソフトバンクは、1年間に本業で生みだすお金の7倍以上株が買われているということになる訳ですね。

PCFRの意味と平均 株の始め方・銘柄の選び方

株式投資

PCFRの意味

PCFR(倍) =時価総額 ÷ 営業キャッシュフロー または PCFR(倍) =株価 ÷ 1株あたりキャッシュフロー

仮に PCFRが20倍ということであれば、会社が本業から生み出すお金の20倍まで株が買われている ことになります。投資家の取り分=配当金は利益から支払われるものですが、この利益を生み出すものはもちろん会社が生み出すお金になります。そのため、 PCFRが高いと株価が割高ということになる のです。

株の初心者におすすめの証券会社

  1. 取引手数料
    株の売買にかかる手数料は、各証券会社によって異なりますが、SBI証券の手数料は、業界屈指の格安手数料となっています。
  2. 取扱商品
    SBI証券は国内株式・海外株式・投資信託・債券・FXなど取り扱っている金融商品が豊富なため、投資の幅が広がります。
  3. 取引ツール
    株式投資は単に株価の推移だけでなくチャートや板など様々な側面からの分析が必要になります。SBI証券ではこうした分析ツールも充実しています。
  4. 情報の質と量
    株式投資では経済や政治の情報を早く正しく得ることが重要です。SBI証券なら多くの種類のニュースについて高い質で豊富な情報が入手できます。
  5. スマホ対応
    SBI証券ならもちろんスマホ対応しています。空いた時間や移動中にも株式投資ができるのは大変便利ですね。

SBI証券で口座開設するともらえるお得なキャンペーン

キャンペーンの条件

特典の内容

トータル100,000円のキャンペーン です。なお、キャンペーンの内容は以下から詳細を確認できます。

個人型確定拠出年金(通称:iDeCo)

また、SBI証券では、 個人型確定拠出年金(通称:iDeCo) を取り扱っています。

「個人型確定拠出年金」とは、これまでの将来の年金額が確定していた「確定給付年金」と異なり、 加入者自身が資産を運用するため、運用状況で将来の年金支給額が異なる タイプの年金になります。

SBI証券なら、 10年を超える運用実績があり、運営管理手数料も無料 など、様々なメリットがあります。まずは資料請求から検討してみるといいでしょう。

今回は、株の初心者向け銘柄の選び方として 「PCFRとは?意味・計算式や計算方法・使い方」 について解説しています。

についてまとめています。PCFRは株価が割高なのか割安なのかを示す指標で、PERの補完指標として使われます。 「異常値」が出がちなPERを確かめる目的 で使いましょう。

株の初心者向け銘柄の選び方 前後の記事と記事一覧

みんなの教科書では、 株の初心者向け「銘柄の選び方」 をファンダメンタルズ分析からテクニカル分析まで、ひとつひとつ解説しています。初めて株式投資を始める方でも記事を順番に読めば、株についての基礎知識を身につけることができます。あわせてお読みください。

関連記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次
閉じる